株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：山田浩喜、以下、KDDI ウェブコミュニケーションズ）は、2013年 4月 17日、Twilio（本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、CEO：ジェフ・ローソン、以下、Twilio 社）が提供するクラウド電話 API「Twilio」（トゥイリオ）の日本での提供を開始します。
クラウド電話 APIは、インターネット上から、電話をかけたり（アウトバウンド）、電話を受けたり（インバウンド）できるサービスです。公開された API をウェブサイトやアプリケーションなどに実装するだけで、電話の送受信機能、アップロードした音声を再生する再生機能、文字列を音声に変換できる音声合成機能、ネットワークを通して音声データを送受信する VoIP や SMS の機能など、さまざまな機能がご利用になれます。
このクラウド電話 API 分野で、米国で圧倒的な認知・実績を誇るのが、「Twilio」です。2008年に米国サンフランシスコで創業し、現在、利用開発者数 15万人、サービス提供国 40カ国以上を誇り、今米国で最も注目を集めています。
KDDI ウェブコミュニケーションズでは、Twilio 社のクラウド電話APIにおけるサービスの開発力や機能面の充実などに早くから注目し、2012年 10月に Twilio 社と業務提携を締結しました。Twilio を日本で提供開始するに際し、サービス提供に必要な各種設備や日本国内の通信事業者との接続を行いました。このほかに、日本語のウェブサイトならびにサポートの設置を行い、日本での利用環境を整えました。
Twilio を利用すると、ユーザーがウェブサイト上のボダンをクリックするだけで電話発信ができるようになるなどの仕組みが作れます。さらに、ユーザーの閲覧中の URL 情報を自動的に送信して、電話の受付担当者が、お客さまのお問い合せ内容を瞬時に把握できるなどの仕組みも簡単に実装できます。これにより、オンラインとオフラインを連携したいわゆる O2O 施策を、短期間に低価格で実現することが可能です。
なお、2012年 4月より提供をしていましたクラウド電話 API サービス「boundio」につきましては、2013年 4月 16日をもって、新規提供を終了しました。今後は機能がより充実した Twilio にて、サービスを提供してまいります。
KDDI ウェブコミュニケーションズでは、クラウド電話 API サービスの拡充を図り、お客さまによりよいサービスを提供できるよう努めてまいります。
| 機能 | 機能詳細 |
|---|---|
| 電話 | 050 番号が発番されます。固定電話宛にも 携帯電話宛にも、受信・発信できます。 |
| 音声合成 | 合成音声機能を使い、テキストを音声で 読み上げます。 |
| オーディオ再生 | 録音した応対用音声や音楽をリンクを作成 するだけで再生できます。 |
| 通話録音・保存 | 音声通話を録音するよう指示を出したり、 電話発信者に留守番電話録音を残すよう 促したりできます。録音内容は暗号化した上 で保存されます。 |
| 電話会議 | ワンライナーのプログラムで電話会議を 作成できます。複数の電話会議を作成する ことや、1 つの電話会議につき、最大40 人が参加可能です。 |
| SMS | メッセージ送受信機能が使用できます。 順次提供開始予定です。 |
| 各種利用項目 | 料金 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0 円 | |
| 電話番号利用料（月額） | 490 円 | |
| 固定電話宛通信料 | 9 円／1分 | |
| 携帯電話宛通信料 | 19 円／1分 | |
| VoIP宛通信料 | 0.25 円／1分 | |
| 着信料 | VoIPから | 0.25円／1分 |
| VoIP以外から | 1円／1分 | 追加録音領域 | 0.1 円（10,000分まで無料） |
※税込み料金です。
1997年以来ホスティング専門事業者としてサービス提供を行っており、2007年 10月よりKDDIグループ入り。
レンタルサーバー「CPI」、クラウドサービス「CloudCore」、ホームページ作成サービス「Jimdo」、クラウド電話 API「Twilio」を展開。
http://www.kddi-webcommunications.co.jp/
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